フィギュアカスタムの解説



     

Edation社の新素体のHotstuff




Edation社とPhicen社の新しいボディを検証する

各社の新ボディサンプルをゲット!

   2011年5月からビザールカスタムバージョンを発売したとたんに、メーカーの生産中止、絶版となってしまい皆さんには、大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

   私個人としては、CG完全コンパチの理想的な女性ボディ形状だったこのボディが大変好きです。腹筋が割れていて、絞り込んだウエストにグラマーなバスト、キュッと引き締まった上向きのヒップという、いかにもバトル系、マッチョ系のボディ形状に、レザーウェアを着せるととてもハードコアなキャラになるので素晴らしいボディだと思います。それだけに、絶版になったのは、実に惜しい商品だと思います。

Edation社のHotstuffボディとPhicen社のボディパッケージ表面。Edation社のHotstuffボディとPhicen社のボディ②パッケージの裏側Edation社のHotstuffボディとPhicen社のボディ③パッケージ内部




  上の写真はEdation社(左側)とPhicen社(右側)のパッケージ。Phicen社のパッケージは全体のデザインが変更され、色もキズが目立つブラックからダークブラウンに変更されました。ブリスターパックの内部には、手足のパーツ、そしてヘッドと衣装が付けられたフルセット構成。一方、Edation社のhotstuffホットスタッフのボディは、ヘッド無しのボディのみ。但し、手足が一体化されたフルシームレスボディです。こちらは、台湾語(中国語と基本的に同じ)の取り扱い説明書が入っているだけの簡素な構成。





Edation社のHotstuffボディとPhicen社のボディ④Edation社のHotstuffボディとPhicen社のボディ
  しかし、生産中止となった以上、もはや、手元にはビザールカスタムバージョンの検品落ち品しかありません、、、まあ、検品落ちと言っても、ビザールカスタムブランドをつけるために、厳格な品質レベルでの検査で不合格にしただけなので、実際の一般の販売ルートで買えば、通常品と同じものです。だから、使えるのですが、それでも絶対数が少ないので、実に、残念です。
  いずれにせよ、次期ビザールクイーンカスタムモデルの手配をする必要があるので、後継品として、TBLの新型ボディと台湾のEdation社のHotstuff(ホットスタッフ)の2種のサンプルを至急、手配しましてやっと、先週7月初めに出張中の上海に届きました。さっそく、帰国時に持ち帰り、今週、各種検証を行いましたので、その結果をご報告したいと思います。

CGおよびTBLeague旧モデルとの比較

  TBL社(以下、後継会社のPhicen社と呼ぶ)の新ボディは、今回より完全に新設計のボディとなりCGとの完全互換性は無くなりました。
基本的に、実際の人体の現実形状よりのデザインでCGのような理想形状のデザインでは無くなりました。これは、何度も言いますがリアルとは何かという基本概念の違いですから、良い悪いの問題ではありません。従って、結局、各自の好みの問題になります。重量も、Hotstuffで225g、Phicenで185gとけっこう重さがありますから、バランスを取って自立させるのがクールガールよりも難しくなります。

LinkIconリアル形状の追求理念の違いについては、こちら

Edation社のhotstuff、Phicen社の新ボディ、Tbleague社の旧ボディ、クールガールCGボディ。各ボディの正面図(左からHotstuff, Phicen, Tbleague, クールガール)Edation社のhotstuff、Phicen社の新ボディ、Tbleague社の旧ボディ、クールガールCGボディ背部各ボディの背面図Edation社のhotstuff、Phicen社の新ボディ、Tbleague社の旧ボディ、クールガールCGボディ側面図各ボディの側面図

  上の写真は左から順に、Edation社のhotstuff、Phicen社の新ボディ、Tbleague社の旧ボディ、クールガールCGボディ。Tbleague社のボディが、CGの形状に完全コンパチなのがよくわかります。よく、ここまで上手にパーツ形状を一体ボディ形状にコンパチ化したなあと感心します。
一方、Edation社のHotstuffとPhicen社の新ボディは新しく、現実女性のリアル形状を追求したデザイン形状となっているのがよくわかります。ウェストから下腹部にかけては、両者ともすっきりとした自然な形状デザインとなっています。Tbleagueのようにマッチョ感はありません。


Edation社のhotstuff、Phicen社の新ボディ、Tbleague社の旧ボディ、クールガールCGボディ斜め前各ボディの斜前図
  さて、斜めから各ボディを比較検証すると、ウエストとバストの違いがわかります。やはり、クールガールやTbleagueは絞り込まれた細いウエストと、ブラでアップされた状態をデザイン形状化したと思われるグラマラスなバストが特徴的です。通常の、ヌード状態での女性のバスト形状は、やはり左端のEdation社のHotstuffボディが自然な形でしょう。


Edation社のhotstuff、Phicen社の新ボディ、Tbleague社の旧ボディ、クールガールCGボディ斜め後ろ各ボディの斜後図
  斜め後ろから比較すると、右から左にCG→Hotstuffと進むにつれてヒップラインが下がっていきます(早い話が垂れ尻になっていく!)。しかし、現実のヌード状態の一般女性はこのようなヒップ形状だから、Edation社のHotstuffボディのヒップは、リアルな形状といえます。つまり、右側のクールガールや、Tbleagueのボディのように、ヒップアップされた形状のヒップは、筋肉を鍛えたヌード状態の女性か、ガードルなどを着けて矯正した上での着衣状態の一般女性のヒップ形状をデザイン化したともいえます。




Tbleagueの旧ショットTbleagueの旧ヒップショットEdation社のHotstuffでの新ヒップショットEdation社のHotstuffでの新ヒップショットEdation社のHotstuffでの新ヒップショット②シズル感のあるセクシーなヒップショット


  それでは、ヒップ形状の違いが実際の着衣状態でどういう印象の違いを与えるかをご覧ください。左のTbleagueのショットと今回のHotstuffの新ショットの比較です。Tbleagueが、小気味良く切れ上がったヒップ形状に対し、hotstuffでは、実際の水着写真などで見かけるような自然なヒップ形状であるのがお分かりいただけると思います。以前、Tbleagueのヒップが不自然で気になるとのご意見をいただいたお客様も、Hotstuffのボディならご満足いただけると思います。ただ、まあ、個人的には、キュッと力の入った感じのTbleagueのヒップが好きですが…


Phicen社の新旧モデル比較

  Tbleague社の旧モデルでは、ボディのみでしたが、今回Phicen社となってからの、新ボディではヘッドと手(3種セット)足(1セット)、そしてビキニの衣装と関節隠し用のソックスが付属します。従来のボディのみの商品から、HOTTOYSやTTLなどと同じく、フルセットでの販売形式となりました。ボディ自体の品質は、従来同様です。パーティングラインを消すために、研磨したあとのキズを薬品処理で溶かして平滑にしているらしく、かなりのシンナー系の臭いがします。

Edation社のHotstuffボディ(左)とPhicen社の新ボディ(右)Edation社のHotstuffボディ(左)とPhicen社の新ボディ(右)Phicen社の新ボディ(左)とTbleague社の旧ボディ(右)肋骨のあるPhicen社の新ボディ(左)と腹筋のあるTbleague社の旧ボディ(右)

  デザイン形状の違いは、
①腹筋がなくなり女性らしいふっくらとした腹部形状。
②CGで多用されるハイレグ系衣装が映えるように 設計されていたハイレグ形状の股関節から、 フラットで現実的な形状に。
③絞り込まれたウェストから、現実の女性のウェスト形状に。
④肋骨部分にこだわった形状。
⑤引き締まったヒップアップ形状から、 現実の女性のように自然なヒップ形状に。




Phicen社の新ボディ(左)とTbleague社の旧ボディ(右)②Phicen社の新ボディ(右)とTbleague社の旧ボディ(左)。ヒップ形状の違いがよくわかります。
  個人的には、④の肋骨の表現への拘りが違和感を覚えます。なぜ、そんなに肋骨に拘るのかなあ、、という気がします。他の部分での自然な表現バランスからすると、肋骨表現は不要なのではと思います。それ以外は、アグレッシブさが無くなりパンチに欠けるのが気になりますが、ボディ形状そのものは、リアルで自然な形状のボディの感じです。旧モデルに有った尾骨付け根のV字形状のライン表現も無くなりました。このへんは、②のハイレグ形状の股関節同様、ハイレグバトルスーツ衣装にあわせたボディ形状で無くなったことを意味します。つまり、着衣状態で最も美しくなるボディデザインから、ヌード状態で最も自然なボディデザインへと設計方針が変わったのでしょう。


Edation社のHotstuffの新しいボディを検証する

驚異のフルシームレスボディ、Edation社のHotstuff!

  一方、台湾のEdation社のHotStuffですが、こちらもPhicenの新ボディ同様、実際の人体の現実形状よりのデザインです。形状自体はCGと互換性はありません。この点は、もうあきらめるしかありません。Phicenと違って、こちらは、ボディのみ。そのかわり、フルシームレスボディなので人体同様に、可動式の指がついた手足が一体成型されています。ヘッド、衣装は一切ありません。さて、品質ですが、さすが台湾製は中国製と違うなあと思います。もちろん、日本の細やかなレベルに比べると両者ともまだまだですがそれでも、両者間にはハッキリとした品質差があります。Phicenは、従来同様、不良率がかなり高そうですがEdationは、まあ、20~30%程度で収まるのでは?という感じがします。ケースの取り扱いも、配慮の有無の違いがはっきりとわかります。細かいことですが、これは、結局中身の品質とも関係しますから重要です。 
 
   
自然で美しいシルエットのEdation社のHotstuffボディ自然で美しいシルエットのEdation社のHotstuffボディ面で押しても、点で押しても自然な形状変化が可能なHotstuffの美しいバスト。面で押しても、点で押しても自然な形状変化が可能なHotstuffの美しいバスト。超リアルな質感と触感をもつHotstuffのバストを解剖する!超リアルな質感と触感をもつHotstuffのバストを解剖する!

  具体的には、まずシリコンゴムの品質が全然違います。Phicenは硬質のシリコンでしたが、Hotstuffは軟質のシリコン。医療用のシリコンらしいですが、これがすごい。触ると、人肌同様、プニュプニュします。極めつけは、バスト。これは、ボディのプニュプニュ感とはハッキリと異なる、まさに女性のバストのあの柔らかさ、触感です!この、あまりにリアルな弾性具合にいったいどうなっているのか、知りたくて我慢できなくなり結局、解剖!した結果、ブッたまげました~!!!実際の人体同様外皮と乳房内部の脂肪とに区別されており!それらに該当するシリコンの素材を変えているのです。つまり、外皮にあたるシリコンに比べて内部のシリコンはプリンのように柔らかい。いったい、どのようにして製造しているのか、不思議です。見た限りでは注入口も無いし、アンパンのあんこ同様、どのようにして詰め込んでるのでせうか?教えて欲しいです。今後、本格的に販売できるようになったら、ぜひ製造過程を見学させて欲しいですねえ。
  とにかく、この効果は、絶大で、ブラを着けたときにブラの形状に合わせてバストの形状が変化して追従します!これには、感動しました。1/1世界とまったく同じだからです。う~ん、形状と構造面において、これほど、リアルな1/6バストを見たことがありません。ご存知のように、実際の女性のバストは、ブラジャーによって形作られます。グラマラスな谷間を寄せて作りたいとき、ツンと上向きのセクシーなバストにしたい時、丸く綺麗なシルエットのバストにしたい時、、、女性は、TPOに合わせてブラを選びます。これと、同じことが1/6の世界でも可能になったわけです。ホントに、すごいことですよ。つまり、着用状態の上向きのボディ形状にあらかじめ作らなくても良いわけです。バスト自体が形状変化するので、状況に応じてヌード状態でも、ブラ着用状態でも、どちらの場合でも美しい自然なリアル形状のバストになるというわけです。コレは、画期的なことですよ!私の知る限りでは、これだけの凄い特長を、メーカー自身も特に宣伝しないし、またこうした情報を特に取り上げたネットサイトも無いように思います。あまりに、もったいないのでビザールクイーンが皆さんにお知らせすることにしました。ハイ。これだけでも、買いではないでせうか?



hotstuffの美しいバストラインCG-02603レザーレース付ブラセットのアダルトな三角ブラの美しいバストライン!ヌード状態でのバストラインも美しいEdation社のHotstuff!ヌード状態でのバストラインも美しいEdation社のHotstuff!


  試しに限定販売品CG-02603/LA-02603 レザーレース付ブラセットのレース付きのアダルトな三角ブラを着せたら、もうビューティホー、しなやかなレザーの曲線デザインに沿って柔らかいバストが自然な形を作ります。ご覧の通り、実に美しいバストラインです。本来、ブラジャーは肩のストラップゴムの微妙な力のかかり具合で形状が変化するのですがCGや、TBLのような硬質のバストでは、バストの形が変わりようが無いので、結果としてブラの形状変化に追従できず、変な隙間が開いたりして、気になったのですがこのHotstuffでは、ご覧のようにぴったり密着します。さらに、ブラハーネスなどの拘束系レザーウェアの場合、強く締め込めば柔肌に食い込む表現もリアルに再現できるでしょう。もう、病み付きになること間違い無しですね。



自由にポーズ付けができるHotstuffの手と足

  Edation社のHotstuffを初めて手に取ったとき、まず最初に気づくのが前項で解説したバストとボディ全体の人肌の柔らかさです。次に、このボディのもう一つの特徴である、手足が一体となったフルシームレスボディについて述べてみます。

ワインを持つ手、バストに添えた手の仕草などHotstuffならではのポーズ!ワインを持つ手、バストに添えた手の仕草などHotstuffならではのポーズ!Hotstuffの絶妙な関節構造の設計Hotstuffの絶妙な関節構造の設計弊社オリジナル足パーツとコンパチのHotstuffの足のポーズ弊社オリジナル足パーツとコンパチのHotstuffの足のポーズ

  上の写真をご覧ください。左のショットはワイングラスを持つ右手のポーズ、左手はバストを隠す仕草を女性らしいフェミニンな表情をつけてポーズ付けしてみました。実に、自然な手の表現ができるのも、実は、手足の指の関節構造にあります。これは、もうバラす以外に知る方法は無いので、実際に解剖してみました。当然、銅線か何かの芯線だと予想していましたので、これは驚きませんでしたが、手のひらと足の甲にあたる形状設計には、感心しました。実に合理的な形状です。もちろん、写真のようなポーズ付けには、それなりのテクニック、コツがあります。でも、美しいポーズ付けでいろいろなシチュエーションをキャラに演じさせて、部屋にディスプレイして遊ぶのは、とても楽しいひと時です。いままでは、ワイングラスを持つ手、ヨーロッパ映画のジャンヌモローのようにお洒落なタバコの持ち方など、あきらめていましたが、やっとHotstuffボディのおかげで、無限の表情を手足にも付けることができるようになったのは、これもまた、バスト同様、画期的なことです。蓮っ葉な持ち方やお洒落な持ち方など、手の表情だけでもそのキャラの印象をより深く与えることができるようになったわけですね。

  なお、写真では、手の人差し指に当たる銅線が写っていません。これは、ビザールクイーンカスタムバージョンを販売するにあたって、当然、破損の可能性がある箇所でもあるので、その耐久性の限界を知っておく必要があります。そのときの検証した結果の破損後のショットだからです(検証前に撮れば良かったのですが…汗)。気になる、関節部分の銅線の耐久性は、初めから折損させることを目的として、容赦なく180度の角度でその場で何度も連続して折り曲げ試験を行なった結果、50回弱で折れました。この結果には、予想以上に耐久性があるので驚きました。従って、通常のポーズ付けの場合、最大でもせいぜい90度の角度で、それもその場で何度も繰り返し曲げることはありませんから、まず通常使用であれば、破損の危険は無いと思います。
  いずれにせよ、Edation社のHotstuffボディのビザールクイーンカスタムバージョンでは、こうした指のポーズ付けに当たっての注意点やノウハウなど、このボディをフルに活用する上でのサポートをさせていただきますので、安心してお買い求めいただけるよう頑張ります。

  足も同様に、一番気になっていたのが、6インチのハイヒールを履かせることができるかどうかでした。弊社オリジナルの足パーツと同じ角度まで曲げることができなければ、このHotstuffのボディはあきらめようと覚悟していました。なぜなら、ビザールクイーンのウェアを着る以上、どうしても6インチのハイヒールは必須条件だからです。検証した結果、ご覧の通り、クールガールに取り付けた弊社オリジナル足パーツ同様のポーズ付けができ、非常に安心しました。これで、従来のクールガール、Tbleague、Phicen各社のボディ同様、サポートすることが可能になりました。



足の裏もほぼコンパチのHotstuffの形状。足の裏もほぼコンパチのHotstuffの形状。足首パーツのないリアルな6インチヒールサンダル。足首パーツのないリアルな6インチヒールサンダル。Hotstuffの編みタイツを履いた痺れるような美脚!編みタイツを履いた痺れるような美脚!




  このEdation社のHotstuffの足形状デザインには、他にも驚いたことがあります。それは、弊社のオリジナル足パーツの裏の形状とほとんど同じ形状なのです。写真をご覧ください。ほぼ完全コンパチです。これには、驚きました。これにより、現在開発中の6インチハイヒール、ブーツ類のレザーアイテムがそのまま使えます。つまり、クールガールをお持ちのお客様でも、このHotstuffボディに共用できて無駄が無くなるわけです。
  さらに右側のショットをご覧ください。足首の関節パーツが無くなり、ボディと一体となったフルシームレスボディになるとこんなにも、すっきりとした美しい脚になるんだなあ、、、と改めて実感しました。6インチヒールサンダルも足首パーツが無いので、リアル感が凄いですね。さらに、ビザールクイーンオリジナルストッキングの繊細な網タイツを履いた彼女のすらりと伸びた美脚には、うっとりしてしまいます~。頭では、足首パーツが無くなればいいだろうなあ…と思っていたのが、いざ実際にそのシルエットを目の当たりにすると、痺れるほど心が感動してしまいますね。

いよいよ、Hotstuffの関節構造を検証する!

  以上、外見上の特長を中心に検証してきましたが、いよいよ自由なポージングを可能にする骨格構造を検証してみます。これは、実際にバラして初めてわかったことですが、従来の常識を覆す実に画期的な設計でした。Hotstuffのボディの関節構造には、球体ピボットが無いのです!



Hotstuff(左)、Tbleague(右)の骨格構造の違いHotstuff(左)、Tbleague(右)の骨格構造の違いHotstuffのボディの関節の曲がり具合Hotstuffのボディの関節の曲がり具合こんなに複雑なポーズも、Hotstuffなら一捻りでOK!こんなに複雑なポーズも、Hotstuffなら一捻りでOK!



  上の写真はTbleagueの関節構造との比較です。Phicenの新ボディでも内部の関節構造は、従来と変化が無く、恐らく同じものと思われます。一見してわかるように、Hotstuffボディの関節構造は実に、シンプルです。また、球体ピボットがありません。では、どうしているのかというと、パイプ状の骨格外殻をベースに、独特の摺動パーツを組み込んでいるのです。これにより、従来のクールガールやTbleague,Phicenでは、カチカチというダイヤルを回すような感じで関節が回転していましたが、Edation社のHotstuffでは何の回転ショックも無くシュルーッというような感じで関節が回転していきます。うまく文字では、表現しにくいのですが。特に、縦横の関節パーツの組み合わせで角度調整するわけではないので、右端の写真のように実に、複雑なポージングも一捻り!で、できてしまいます。これは、人体の関節の動きにとても近いと思います。一方、従来のTbleague,Phicen方式の関節ですと、いったん腰部の関節を水平回転させ、それから腹部の関節を左右に傾けるような感じで、縦横の組み合わせ具合でポージングさせていました。だから、古典的なロボット的アプローチといえます。


動きを再現するHotstuffボディ独特の摺動パーツで関節の動きを再現するHotstuffボディ1/6フィギュアには過酷なポージングをさせて比較検証1/6フィギュアには過酷なポージングをさせて比較検証


  実際の関節の曲がり具合をご覧ください。従来の、固定ビス止めによるアーム方式の関節ですと、力の加減で関節が破損することが多かったのですが、Hotstuffの関節構造では、恐らく破損することはまず無いでしょう。極力、金属ネジ(関節固定用のピンですが)を排除することで、物理的破損が発生しないように、初めから設計されているのです。この、独特の関節用摺動パーツを考え出した人はすごいなあ、と感心します。ちょっと、思いつきませんよ、この発想は。2枚の板がずれることで、結果として関節を曲げることができるという設計ですから。凡人には思いつきません。
  フィギュアには、最も過酷なポージングの一つ、手を頭上に伸ばす姿勢を取らせても、肩の部分のシリコン皮膚のねじれがTbleague、Phicenのように破綻しないのがわかります。このポーズは、人間には簡単ですが、実際に1/6フィギュアにさせるとなると、かなり関節設計の実力が試されるハードなテストなのです。

次期ビザールクイーンカスタムモデルは、Hotstuffをサポートすることに決定!


  いろいろと検証テストをした結果、ビザールクイーンとしましては、次期カスタムモデルとしてEdation社のHotstuffボディを全面的にサポートすることにしました。自分自身が、このボディにビザールクイーンのウェアをあれこれ試着させてみて、さらにショット撮影をするなかで、実際にこのボディの良さに感動することが多かったので、これならば、お客様にオススメしても良いと確信したからです。

  シリコンボディのモデルには、クールガールオリジナルには無い、長所と欠点があります。特に、欠点として、シリコンゴム素材の成型商品は樹脂プラ成型品と異なり、均一な表面仕上がりは不可能で、各商品で仕上がりに、かなり個体差が生じます。また、シームレスボディーの成型上の制約にともなうパーティングラインに沿った表面の荒れなど、回避できない内容もございますので、クールガールなどの均一な樹脂プラ成型品とは異なる点を、ご理解のうえお買い求めくださいませ。

  もし、お客様がアクション系で露出の少ないバトルスーツに身をつつみ、ハードなテクニカルブーツ主体でさまざまなウェポンを振り回すキャラの世界が大好きとおっしゃるのであれば、このHotstuffボディをお勧めいたしません。ぜひ、クールガールオリジナルボディをこれまで通り、ご愛用ください。

  しかし、下のショットのような肌の露出度の高い、セクシーで、グラマラスなキャラの世界が大好きとおっしゃるのであれば、迷わず、買ってください ^o^。Hotstuffビザールクイーンカスタムモデルを!前作のTBLカスタムモデル同様、一般の海外流通品に無い安心のサポートでお届けします。

  Hotstuffビザールクイーンカスタムモデルは、7月18日より予約販売の受付開始します。今のところ、8月下旬から9月末にかけて順次入荷予定ですので、弊社での検品終了したものを先行ご予約順に、順次お届けさせていただきます。


Hotstuffの人肌の柔らかいボディの質感を感じさせるしなやかなポーズ。人肌の柔らかいボディの質感を感じさせるしなやかなポーズ。指の表情まで、自分でポーズ付けできるHotstuffボディ。指の表情まで、自分でポーズ付けできるHotstuffボディ。スネが回転するので、ちょっと美少女キャラ風にポーズさせました。すねが回転するのはHotstuffだけですよ!スネが回転するので、ちょっと美少女キャラ風にポーズさせました。すねが回転するのはHotstuffだけですよ!




アダルトマダムのタバコを持つ手の表情に注目!念願のポーズがHotstuffでやっと実現!アダルトマダムのタバコを持つ手の表情に注目!念願のポーズがHotstuffでやっと実現!クールガール用のクラシコスーツも、ご覧の通り、そのまま着れるHotstuffボディクールガール用のクラシコスーツも、ご覧の通り、そのまま着れますよ!生脚よりも、網タイツを履いたHotstuffの美脚に痺れる!生脚も良いが、網タイツを履いたHotstuffの美脚にはもっと痺れる~ッ!


  今回、試着、撮影時に気づいた嬉しいことが2つあります。一つは、汚れを落とすのがとても簡単なこと。シリコンボディですから、従来通り、何を着せても毛羽汚れが付きますがこのHotstuffボディは、水で洗えば簡単に落ちます!また、パーティングライン周りの頑固な汚れも中性洗剤を少し含んだ水で拭けばピカピカになります。まだ、長期的な色移りの検証はできていませんが、使用されているシリコンゴムの品質が従来よりも格段に良いのでしょうか?今のところ、色が染み込んだ様子はありません。かなり、メンテナンスが楽なようです。
  もう一つは、うれしい誤算ですが、ストッキングが履かせ易いこと!TBleagueでは、シリコンゴムの摩擦がひどくて、ストッキングが破れそうになるので結局、断念しましたが、Hotstuffのボディでは、前出のシリコンゴムの品質のおかげなのか、時間は少しかかりますが、スムーズにストッキングをはかせることができました。クールガールなどの関節パーツ形式のプラボディではバリに泣かされて、しょっちゅう伝線させてパアにしたことが多かったのですが、人肌同様のフルシームレスボディでは、その心配も無くなりましたね。

  最後に、今回撮影にあたって、せっかくですので、赤のマニキュアとペディキュアを塗ってより美しいリアルなキャラにしようとしたのですが、ああ、、なんと、シリコンゴム素材には、通常の塗料ではダメなんですね! 撮影開始してから、気づきました。徐々にはがれ落ちてしまい、涙…。カスタムバージョン販売までには、なんとか方法を見つけて皆さんにフィードバックできるよう頑張ります!それにしても、Hotstuffのボディになると、いろいろといじってあそんでいると、もう、フィギュアというよりも、1/6サイズのリアルな女性のように錯覚してきますね。すごい技術進化だなあと感心します。シリコン注入口も無く、骨格をうまくボディ内部に埋め込んで成型するのは、ほんと大変だろうなあと思います。ぜひ、皆さんにも実際に手にとっていただきたいなあと、モデルさんの彼女を見ていると、感じた次第です。

こうしていじっていると、もはやフィギュアとは思えない!こうしていじっていると、もはやフィギュアとは思えないリアルさですね!