クールガール、ボークスのワンオフ商品の販売案内

クールガールの6インチハイヒールを作る

クールガールの白バイ隊員。EVIL POLICEのサタデーナイトの検問シーン!こんな白バイなら捕まってもイイ!でしょ?旦那!




     さて、セカンドシーズンの商品の販売が一ヶ月も遅れて今月下旬になってしまい、皆様にたいへんご不便をおかけしております。これというのも、セカンドシーズンの商品の大半が量産が困難なものが多く、ある程度の在庫を確保しておかないと品切れになった場合、すぐに補充して在庫を確保することができないと判断したからです。

     たしかに、生産数を上げるのは容易ですが、品質を伴わなければ何の意味もありません。数さえ上げれば良いという出来高制のものづくりは、問題があると思います。特に、日用品ではなく、フィギュアの世界は、心の癒しに関わる商品ですから、コアとなるものづくりに対してどのような信念を持っているかは非常に重要です。たしかに、今や、量産でも素晴らしい品質レベルの生産ができるようになった海外製品ですが、それでもやはり、最終的には縫製とか材料とかではなく、仕上がりのセンスが一番重要ではないかと思うわけです。

     たとえば、このページでご紹介している写真ですが、ビザールキャップと略帽、そしてエナメルレザーがわかりやすい例です。キャップや略帽などは,縫製そのものはそれほど困難というわけではありません。じゃ、何に時間がかかるのかというと実は、カッコよい形に仕立て上げる、すなわち根気の要る地味な仕上げ作業なのです。これは、実際の帽子作りでもそうですが、プレスで形をつけたものと、帽子職人が手間隙かけて美しい形に手でしつけていったものとでは、おのずと違いがでます。ですから、1/6でも同じことです。1/6フィギュアのヘッドに自然に収まるカタチに手でしつけるというか、レザーを馴染ませていくというか、、本革のおもしろいところは陶土をこねるが如く、板金でアルミの板でランボルギーニミウラの曲線をたたき出す東大阪のおっさん職人のごとく、とにかく時間をかけて形を仕上げていくことができることでしょう。ただ、それでもやはりダメなヤツがでます。製品としては不良ではありません。ただ、仕上がり具合のセンスが自分で納得できないため、ボツにします。我々が納得できないものをお客様にお渡しすることは、職人魂として許せないのです。

     実際に、商品を手にとっていただければわかりやすいのですが、これらの帽子の場合、微妙なR具合、曲線具合がついています。特に、略帽はこのページの写真でもお分かりになると思いますが、ヘッドの丸みに自然に追従しなければ美しさがでません。ちょこんと乗っているようでは、ビザールクイーンの美的センスでいうと満足できないのです。特に、この略帽では、ドイツの戦車兵や、エースパイロット、Uボートの乗組員などがカッコよく決めているトップを高くしたいわゆるドイツ軍仕様にも、一般のスチュワーデスさんがお洒落に決めているようなトップを低くしてふち周りだけの小ぶりな形にしたスチュワーデス仕様にも、どちらでもお客様の好みで形をご自身で変えることができます。これは、柔らかいラムレザー素材だからできるわけで、ご自身がカッコよいと思われる形に自由にしつけることができます。ビザールキャップも同じで、写真のようにスタンダードなビザールハードコアの形を、あえてトップ全体を後ろにずらしてUボートの艦長のような形にすることもできます。以上の内容は、後日具体的に商品ページの写真でご覧いただけるようにしたいと思います。




クールガールの白バイ隊員、フル装備。クールガールのEVIL POLICE.白バイ仕様。シャープなエッジデザインのフル装備バージョン。ビザールクイーンのEVIL POLICE。小粋な略帽をチョイ斜めに決めれば、EVIL POLICEのビザールクイーンになります。



     一方、材料で苦労する場合もあります。その例が、このエナメルレザー。もともと、このエナメルレザーそのものを入手するのが困難です。自分で加工して作ってみましたが、満足いくレベルにならず失敗。やっとのことで、去年仕入れ先に出会い、とりあえず必要量を確保しましたが、今年になって、驚きました。東京で唯一残っておられたこのエナメル加工工場が廃業!ごたぶんにもれず、このご時世ですから、生産がすべて海外に移転し、エナメル加工の受注が激減、ついに廃業にいたったそうです。困りましたね。国内産業をホントに何とかしないと、ものづくりができない国になってしまいます。

    さて、このエナメルを1/6スケールで使うとなると最高で、0.2mm!まで漉かないと使えないパーツがあることがわかりました。レザー表面にエナメルを塗布しているわけですから、どうしても一般のラムレザーとくらべて少し硬くなります。このため、縫い上げて着せ付けると、ボディにフィットしにくい場合がでます。つまり、ボディ形状にレザーが追従できないわけです。だから、どうしても厚いエナメルレザーを使うと、糊のピーンと張った奴凧みたいになります。これを避けるため、いろいろテストした結果が0.2mmなわけです。慣れると、0.1mmの差は、レザーを触るだけでわかるようになります。そして、レザー自体も、たった0.1mmの違いで極端に変わります。ところが、この0.2mmに漉くのが至難の業。0.3mmまでならほぼ確実に漉くことができますが、0.2mmになると今のところ、技術不足のせいか、半分の成功率で失敗の確立が高いのです…。なかなか一発で0.2mmに漉くことができません。

    エナメルレザーは、鋭い光沢感が魅力です。Mr.&Mrs.Smithの映画でアンジェリーナ・ジョリーが女殺し屋の役で着ていたのがこのエナメルレザーのドレスでした。マフィアのボスをお仕置きする印象的なシーンだったので覚えている方も多いでしょう。ビザールファッションの世界ではどうしてもこのエナメルレザーという素材は落とせません。それだけに、なんとしても商品化する必要があります。ひとつは、もっておきたいレザー商品だと思う方も多いでしょう。



エナメルレザーのクールガールビザールファッションの定番、エナメルレザー。さすがに、ナイフのようなシャープな光沢感がたまりませんね…ビザールクイーンのエナメルレザーエナメルレザーは見た目には大変美しいのですが、いざ1/6で作るとなると0.2mmという超シビアな精度が要求されます!


     以上のことから、今回セカンドシーズン商品では、量産できない商品が多いため、今後定番として販売できない商品につきましては、今回限りの限定商品として表示販売させていただこうと思います。従いまして、ある程度の在庫は確保しておりますが売り切れますと誠に恐縮ではございますが、完売時点でこのショップ内での販売を終了させていただく予定でございます。

     また、各商品のサンプル写真でモデルが着用しているウェアを一式丸ごと欲しいと言われるお客様が従来から多くいらっしゃいます。このような事情も考慮いたしまして、量産可能なものは極力、従来どおりこのショップ内で定番商品として販売させていただきますが、今後、量産が困難なものは、ワンオフ商品としてウェア丸ごと一式でご提供させていただきたいと存じます。

     具体的には、来月4月より本ウェブサイト上でヤフーオークションに出品予定のビザールウェアをご案内させていただき、その後実際に出品させていただく形で運営させていただきたいと存じますので、なにとぞ上記の事情をご賢察の上、ご高配のほどよろしくお願い申し上げます。