フィギュアカスタムの解説



     

Hotstuffホットスタッフでセクシーなポーズをキメル。




ホットスタッフHotstuffでモデル立ちをキメル

シリコンボディの難関、足をクロスさせるコツ!

   念願の超リアルシリコンボディのHOTSTUFFホットスタッフボディをゲットされた方は、毎日、イジって遊んでいますか?
いろいろなポーズをつけるために、当店の特製マニュアルがかなりお役に立っていると思いますが、より実戦的な各種の典型ポーズをどうしたらキメることができるのか。今後は、フィギュア特集ページでご紹介していきたいと思います。

   そのなかで、今回はクラシックかつ基本的なポーズである”モデル立ち”を検証してみます。このポーズの基本は、足をクロスさせることです。ところが、すでに試されてご存知の方もいらっしゃると思いますが、シリコンボディの難関が実はこの足をクロスさせることなのです。以下の検証欄でご紹介するように、デフォルトのポーズで足を寄せようとしても残念ながら不可能です。股関節の部分のシリコンゴム同士が左右で干渉し、反発しあうため力づくで寄せれば寄せるほど、反発力も増すため、閉じるどころかますます拡がる一方です。

   現在、シリコンゴムのシームレスボディにはPhicenとHOTSTUFFホットスタッフの2種が商品化されていますが、検証した結果、Phicenでは股関節のパーツ構造がピボット方式のため足をクロスさせることはできません。無理にやると、股関節が折れて破損します。しかしながら、幸いなことにHOTSTUFFホットスタッフボディでは、摺動式の構造のおかげでちょっとコツを覚えれば以下のショットのようにクロスさせることが可能です。 LinkIcon(HOTSTUFFホットスタッフの骨格構造を見る) それでは、さっそくやってみましょう!



ヴォーグなどの上品アダルト系雑誌の典型的なモデル立ち。ヴォーグなどの上品アダルト系雑誌の典型的なY型モデル立ち。20代のGAL系ファッション雑誌に多い足を伸ばしたままの直線クロス立ち20代のGAL系ファッション雑誌に多い足を伸ばしたままの直線X型クロス立ちがらりと変わります。同じく20代GAL系の直線X型のクロス立ち。右手を胸元にやり指の表情をつけるだけで印象ががらりと変わります。




  上の写真は足を交差させる典型的なモデル立ちのポーズです。膝小僧から下を垂直に立てるとY型のクロス立ちとなり、ヴォーグなどの上品アダルト系のモデルショットとなります。一方、膝小僧から下をそのまま太ももの角度で直線的に伸ばすとX型のクロス立ちとなり、20代のGAL系ファッション雑誌によく見られるアクティブなモデルショットとなります。膝小僧から下をどのように角度付けしてポーズをとるかで、ご覧のように違ったイメージを出すことが出来ます。ほんの微妙な違いで、大きく印象が変わるんですね。


ホットスタッフのデフォルト姿勢ではクロスは無理。デフォルト姿勢のままで、両足を寄せようとしても無理。黄色部分の太腿のシリコン同士が反発しあうためです。45度くらいが目安。まず、両足を前後にできるだけ大きく拡げます。45度くらいが目安。寄せる。左右の足の太腿の部分を持って、中央に押し込んで寄せる。



  まず、HOTSTUFFホットスタッフボディのデフォルト姿勢のまま、両足を寄せようとしても、それは無理です。太腿の付け根部分のシリコンが左右で反発しあうため、力づくで寄せようとすればするほど、逆に内股が拡がっていくだけです。コレは、たいていの方が経験されたことでしょう。

  さて、そこでちょっと考えてみましょう。HOTSTUFFホットスタッフボディの場合、Phicenボディと違い、骨格構造上は内側に曲がるはずですから、シリコン同士が干渉しないようにすれば、クロスさせることができるはずです。そこで、思い切って45度角ぐらいまで両足を前後に振り出して拡げます。

  その状態で、両足の太腿の部分を持って内側へ押し込んで寄せてみます。すると、左右太腿のシリコンはいっさい干渉しませんから、すんなりと中央へ寄せることができるはずです。このとき、太腿を持って操作することが重要です。足首やすねなどを持って操作してはダメです。中央に寄せる力が、股関節まで正しく伝わりません。肉であるシリコンゴムの抵抗により力が分散吸収されてしまうからです。このため、股関節に最も近い太腿の部分を持って操作するのが一番効果的なわけです。

膝小僧から下を垂直に下げる。太腿を中央に寄せたら、膝小僧から下を垂直に下ろします。つま先はまだ初期状態のままです。つま先の方向を修正する。左足に重心がかかっているので、すねを回転させて、つま先を自然な向きになるよう外向きに修正する。Edation社のHotstuffボディの関節調整。美しいポーズはS字の曲線が基本。①~⑤までの関節部分で調節します。


  両足をそれぞれできるだけ中央に寄せたら、自然な立ち位置になるようにスネを下ろします。このモデルでは、販売予定の6インチヒールを履かすのでそれにあわせた踵位置になるように足首の角度を調節します。なお、この段階ではつま先は両足を前後に振り出したときの初期状態のままです。したがって、両足のつま先はともに変な方向を向いています。

  次に、実際にモデルが立つことの出来る重心位置にセットするために、つま先の方向を修正します。まず、HOTSTUFFホットスタッフのボディでは、スネが回転するようになっているため非常に便利ですので、矢印の方向に回転させます。このときの回転角度は、希望するモデル立ちのポーズがX型クロスかY型クロスかによって異なります。X型は少しだけ、Y型はつま先が正面を向くまで大きく回転させます。この効果は絶大で、実際の人間のすねと同様にねじれるカタチになるため、他社のように(クールガール、Phicenなど)足首だけがロボットみたいにくるくる回る違和感を感じさせません。

  フェミニンでセクシーなポーズの基本は、S字曲線です。このため、HOTSTUFFホットスタッフボディでは、ご覧のように①~⑤の関節部分を調節してポージングさせます。②を曲げて肩を向かって右に下げたら、①の首は逆に左に倒してバランスを取る。また、この場合、左足に重心がかかっていますから、必ず左足のつま先は外向きに向ける。フリーの右足はそのまま、③の太腿の伸びる方向に直線的にスネを伸ばせばX型のクロス立ち。④を③とは逆の方向に回転させてスネをねじり⑤の足首を正面に向くように調節するとY型のモデル立ちと使い分けることができます!ハイ。

  このように、HOTSTUFFホットスタッフボディの場合、両足の内股をピッタリと付けたいときなども同様です。いったん、両足を大きく振り出してから太腿部分を持って中央に押し込んで寄せます。その後、静かに、両足を垂直に下ろせばぴったり付くはずです。デフォルト状態では、いくら力任せに中央に寄せようと押し込んでも、シリコンの反発を強めるだけで内股の間隔が逆に拡がるだけですからご注意ください。なお、この手法は両腕の脇を締めたいときにも応用できますので、ぜひお試しください。それでは、皆さんもぜひ両足クロスのモデル立ちに挑戦してみてくださいね!

HOTSTUFFホットスタッフヌードと着衣の比較ヌードと着衣状態の比較。どのようにポージングすると良いかわかりやすいと思います。先が正面に着地できます。Y型クロスでは、④を太腿と逆方向に回転させ、つま先を10度ほど回転させ正面に向けるだけで上品アダルトな印象に変わります!スゴイですね。